私の仕事のゴールは、「新しいエネルギーを生み出して人生を終える方が増えること」です。

その活動の1つとして、個人の方に向けた「魅力創発ブランディング」を行なっています。わたしのプロセスを反映して、少しずつ形は変われども「ブランディング」を行なっている芯の理由は、「存在価値を人との関わりの中で見える形に引き出す」ことにより、理想の人生を創る「具体的な落とし込み」がしやすくなるからです。

ここに辿り着いた方は、これまでにたくさんの学びをされてきたことでしょう。その中で、「もう少し、こうなれたらいいな」という感じることはないでしょうか?

例えば、私がお手伝いすることが多いフリーランサーの方、特にアーティストやクリエイターの方は創作に集中したいタイプの方が多いです。一方、よりやりたいプロジェクトを引き寄せるための企画戦略を考えたりプレゼンテーションすることは、手が回らなかったり、面倒だったりします。しかし、現実は、同じような才能・実力を持っていたとしたら、自分がやっていることを知ってもらうための活動を行うか、行わないかで、キャリアの結果は変わります。

ある演奏家・E氏のビジネス・サポートをさせて頂いた時のことです。
彼は演奏活動と、電子楽器のオリジナルプログラムの研究開発を並行で行っていました。Eさんは、自分を売り込むことの精神的な疲弊が大きく、アーティスト活動に集中したい。しかし、経済的な余裕がなければ近い将来、ライフワークの追求も難しいから、マネジメントを依頼したいという相談でした。

そこで、Eさんの演奏家としてのコンセプトと魅力をまとめ直して、パフォーマンスの動画アーカイブが一覧できるようにウェブサイトを一新。これまでオファーがあった演奏依頼をそのコンセプトでできるようなロビー活動を行い、ブランド力を高めました。同時にオリジナル楽器のプレゼンテーション資料をつくり、可能性のある会社にアタックしました。

結果、Eさんブランドを冠したハイグレードラインとして、Eさんのオリジナル電子楽器を量産販売したいという打診を海外の会社から頂きました。1ヶ月後に長年実現を願っていたオリジナル楽器が作れることになったのです。Eさんのように、個性が活きるフィールドを見つけてプレゼンテーションしていくことで、本当にやりたいクリエーションを発展していけるのだと、私自身も大変嬉しく感じました。

さて、日本では、経済発展が極まり「幸福度」を重視する方が増えました。
しかし、国連が毎年発表している「世界幸福度レポート」(2012年~。生活満足度について10段階評価で答える)では、日本は40位を上回ったことがなく、近年は4年連続の50位台を記録しています。日本は健康寿命で2位、1人当たりGDPで24位ですが、ランクが低いのが、人生の選択の自由度(64位)、寛容さ(92位)。

「人生の選択の自由度」と「寛容さ」はリンクしています。
日本人は、人に言われなくても隣を見て自分を正すことができるくらい「気を汲み取ることができる」高い感性を持っている反面、安定した生活・仕事・役割を果たす枠組みに自分を押し込めてしまうことで「人生の選択の自由度」をあげることが不得意です。「こうでなくてはいけない」という正解にこだわると、周りに対しても「寛容さ」が低くなってしまいます。私自身もそういった「社会の枠組み」に自分を当てはめたことで「本当に欲しい」人生や仕事が見出しにくくなったことがあります。

これは、いったい「解決不能」で「複雑」な問題なんでしょうか?

私の話にちょっと戻ります。16年ほど前に誰にも会いたくなく仕事もしたくないほど人生が停滞した経験をきっかけに、人との関わりも仕事も新たに「自分が欲しいあり方」に向かって切り替えざるを得ない体験をしました。結果、「過去」に関係なく「新しい人生・仕事を生み出せる」とわかりました。それからの人生は文字通り180度違いました!本当に楽しいのです。

この楽しさを多くの人にも知っていただけたら。選択肢を広げることができる人が増えたらいいなと考え、これまでやってきたことを抜粋して「本当に欲しい目的を明らかにして仕事を創る」ための実践モデルを確立してきました。各種セッション・講座・プログラムは、そのモデルをベースにしています。

嬉しいことに、過去7年間関わりのあった個人のクライアントさんは、8割の方が現在も関係が継続しています。これもひとえに依存ではなく「実践モデル」を媒介としてお互いの成長に伴いプログラムが進化・拡大することができた故と考えております。

弊社の名前は「KAFUN株式会社」と言います。「いったいなぜ「花粉」なんて名前をつけたんですか?」と聞かれることも多いのですが、ご縁があって出会ったクライアントさんが「蜂」さんだととしたら、弊社のプログラムを通じて「受粉」という科学変化が起こり、クライアントさんがご自身の世界で花を咲かせていただけますように、という願いからです。

これからも、まだ見たことのないほどゆたかな世界を広げていけるように、プログラムの精度をあげ、クライアントさんが主役となって花開くサポートに精進して参ります。


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